「計算はスラス計算はできるのに文章題が苦手!原因と家庭でできる3つの教え方
「計算はスラスラできるのに、文章題になると手が止まってしまう」
「足し算なのか引き算なのか、何度説明しても分かってくれない」
このようなお悩みを、保護者の方からよくお聞きします。
実は、文章題が苦手な原因は、読解力だけとは限りません。文章の意味を理解する力、数量の関係を捉える力、そして計算力が必要です。
私は算数を教えて30年、幼児教育にも20年以上携わってきました。また、働きながら2男1女を育て、3人とも東京大学理系に進みました。
今回は、文章題が苦手なお子さんに、ご家庭で試していただきたい3つの教え方をご紹介します。
①「多い」と書いてあれば足し算?
例えば、次の2つの問題です。
【問題①】
赤いシールが8枚あります。青いシールは赤いシールより3枚多いです。青いシールは何枚ですか?
8+3=11 答え:11枚
【問題②】
赤いシールが8枚あります。赤いシールは青いシールより3枚多いです。青いシールは何枚ですか?
8-3=5 答え:5枚
どちらも「3枚多い」という言葉がありますが、式は違います。
「多いから足し算」と覚えるのではなく、「どちらが多いのかな?」「青いシールは8枚より多い?少ない?」と確認しましょう。
大切なのは、言葉だけで式を決めず、数量の関係を理解することです。
② 分からないときは、物や図を使う
文章だけでは理解できないときは、おはじきや積み木を使ってみましょう。
例えば、「12個のあめを3人で同じ数ずつ分ける」という問題なら、実際に12個のおはじきを3人分に分けてみます。
1人4個ずつになることが分かったら、12÷3=4という式につなげます。
実際の物で理解する、絵や図で考える、式に表す。
この順番を大切にすると、数量の関係が理解しやすくなります。
③ 答えだけでなく、考え方を確認する
文章題が解けたら、「どうしてその式にしたの?」と聞いてみてください。
答えが合っていても、たまたま正しい式を選んでいる場合があります。反対に、式は正しくても計算で間違えている場合もあります。
言葉で説明するのが難しければ、絵やおはじきを使って説明しても大丈夫です。
どこまで理解できているのかを確かめ、その子に必要な練習をすることが大切です。
文章題が苦手だからといって、問題数を増やす前に
文章題ができないと、つい練習量を増やしたくなります。でも、理解できていないまま問題を繰り返しても、同じところでつまずいてしまいます。
文章の意味が分からないのか、数量の関係がつかめないのか、計算が苦手なのか。まずは原因を見つけてあげましょう。
幼児期から、おやつを分けたり、積み木の数を比べたりする遊びも、文章題につながる大切な経験です。
私はこれまで1000名以上の親子さまと関わってきました。同じ「文章題が苦手」でも、つまずく原因はお子さんによって違います。
幼児教室しばたでは、一人ひとりの理解度を丁寧に見ながら、計算力と考える力の両方を育てています。
「計算はできるのに文章題が苦手」「家庭でどう教えたらいいの?」
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