私は、働きながら2男1女、3人の子どもを育ててきました。
そして、3人とも東京大学理系に進みました。
「3人とも東大って、家ではどんなことをしていたんですか?」
「小さい頃から、かなり勉強させていたんですか?」
よく聞かれる質問です。
でも、「東大に入れるために」と特別なことをしてきた感覚はありません。
私は子育て中もずっと仕事を続け、今も現役で働いています。
ですから、毎日何時間も子どもの横について勉強を見るような生活ではありませんでした。
その代わり、勉強だけを切り離して考えるのではなく、普段の生活や親子の関わりそのものを大切にしてきました。
3人を育ててきた今、振り返ってみると、特に大きかったと思うことが3つあります。
1.「勉強させる」より、学ぶことが自然にある家庭にする
わが家では、勉強だけを特別なものにはしていませんでした。
本を読む。分からない言葉があれば調べる。ニュースを見て話す。出かけた先で興味を持ったことがあれば、一緒に見てみる。
そして、子どもが「これ何?」「どうして?」と聞いてきた時には、できるだけ会話を広げるようにしていました。
親がすべて答える必要はありません。「なんでやろうね?」「一緒に調べてみようか」でも十分です。
もちろん、机に向かう学習も大切にしていました。短い時間でも毎日取り組み、勉強すること自体が特別なイベントにならないようにしていました。
机の上だけが勉強ではなく、毎日の生活の中に「知る」「考える」「調べる」がある。
そんな環境が、3人にとって学ぶことを自然なものにしていったのだと思います。
2.子どもの「好き」と「なぜ?」を途中で止めない
3人とも性格は違い、興味を持つものも違いました。
だから、「お兄ちゃんがやったから、下の子も同じように」とは考えませんでした。
子どもが何かに夢中になったら、本を探したり、実際に見に行ったり、話を聞いたりして、私も一緒に楽しむ。
そして、「どう思う?」「なんでそうなるんやろ?」と、子ども自身が考える時間も大切にしました。
「知りたい」から調べる。「分からない」から考える。「できない」からもう一度やってみる。
この繰り返しが、学年が上がってからの勉強にもつながっていったように思います。
3.目の前の結果だけで、子どもを判断しない
子育てをしていると、周りのお子さんと比べて「うちの子は大丈夫かな」と心配になることがあります。
テストを受ければ点数が出ますし、受験では合格・不合格という結果も出ます。
でも、一回の結果だけで子どもを判断しないようにしてきました。
良い結果が出た時には、そこまで頑張ったことを見る。うまくいかなかった時には、「どこで困ったんだろう」と考える。
兄妹同士でも比べませんでした。
同じ家庭で育った3人でも、得意なことも、伸びる時期も、勉強の仕方も違います。
「今できているか」だけではなく、「この子はこれからどう伸びていくのか」を見る。
長い子育ての中では、それも大切だったと感じています。
振り返れば、3人とも東大理系に進みました。
でも、3人が同じ道を歩いてきたわけではありません。性格も違えば、得意なことも違います。順調な時ばかりだったわけでもありません。
そして私自身、子育て中も仕事を辞めることなく働き続け、今も現役で働いています。
時間に余裕があったからできた子育てではありません。
だからこそ、子どもにつきっきりになるのではなく、日々の生活の中で学ぶことを自然にすること。子どもの「好き」「知りたい」を大切にすること。そして、目の前の結果だけで子どもを見ないこと。
この3つを大切にしてきました。
3人とも東大へ進んだ今だからこそ思うのは、幼い頃から東大を目標にする必要はないということです。
それよりも、何かを知ることを楽しむ。夢中になれるものを見つける。うまくいかなくても、またやってみる。
そんな毎日の積み重ねが、やがてその子自身の大きな力になっていくのだと思います。
今は、2男1女を育ててきた経験と、これまで1000名以上の親子さまと関わってきた経験を、幼児教室しばたの指導にも活かしています。
「家庭では何をしてあげたらいい?」
「今の年齢で、どんなことを経験させればいい?」
「勉強だけをさせるのではなく、将来につながる力を育てたい」
「わが子には今、何が必要なんだろう?」
そう迷われた時には、ぜひご相談ください。
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