「計算力をつけるなら、公文とそろばん、どちらがいいですか?」
これは、保護者の方からよく聞かれる質問の一つです。
周りのお友達が公文やそろばんを始めると、「うちの子も何か始めた方がいい?」「算数が得意になるのはどっち?」と迷いますよね。その気持ちとてもよく分かります!
私はそろばん5段を取得しており、子どもたちにも小さい頃にそろばんを教えたことがあります。
ただ、3人ともほとんど興味を示さなかったため、そろばんはしていません。
また、仕事をしていたため公文にも通っていません。
それでも、2男1女の3人とも東大理系に進みました。
だからこそ私がお伝えしたいのは、「公文とそろばん、どちらが良い」ということではないということです。
どちらにも良いところがたくさんあります。大切なのは、それぞれの特徴を知ったうえで、「今、この子には何が必要なのか」を考えることだと思っています。
1.公文の良さは「繰り返すことで基礎を身につけること」
公文の良さの一つは、繰り返し問題に取り組むことで、計算の正確さや速さを身につけていけることだと思います。
足し算、引き算、かけ算、わり算などの基本的な計算は、その後の算数学習の土台になります。
基本的な計算に毎回時間がかかっていると、文章題や難しい問題でも、考えること以外に多くの力を使ってしまいます。
反対に、基本的な計算がスムーズにできれば、「計算すること」ではなく「問題を考えること」に頭を使えるようになります。
また、決められた課題に継続して取り組むことで、毎日学習する習慣をつくりやすいことも良さの一つです。
ただし、私は「何学年先まで進んでいるか」だけを見る必要はないと思っています。
先へ進むことも一つの目標ですが、今取り組んでいることをきちんと理解し、自分の力として身につけていることの方が大切です。
2.そろばんの良さは「数をイメージする力」
私はそろばん5段ですが、そろばんの良さは、単に計算が速くなることだけではないと感じています。
そろばんでは、数を珠の動きとして捉えます。練習を重ねることで、頭の中にそろばんをイメージして計算できるようになり、暗算力や集中力にもつながっていきます。
そして、そろばんも一度練習すればできるようになるものではありません。
何度も繰り返し練習し、少しずつできることを増やしていく。
「繰り返すことで力になる」という経験ができることも、そろばんの良さだと思っています。
私自身がそろばんをしていたので、子どもたちにも小さい頃に教えたことがあります。
ただ、3人とも興味を示さなかったため、そろばんはしていません。
私がそろばんをしていたからといって、「子どもにも絶対にそろばんをさせよう」とは考えなかったからです。
どれだけ良い学習方法でも、すべてのお子さまに同じように合うわけではありません。
その子が興味を持てるか、無理なく続けられるかを見ることも大切だと思っています。
3.大切なのは「公文か、そろばんか」ではありません
私の2男1女は、公文にもそろばん教室にも通わず、3人とも東大理系に進みました。
だからといって、公文やそろばんが必要ないということではありません。
どちらにも、それぞれ良いところがたくさんあります。
ただ、「公文に通えば算数が得意になる」「そろばんをすれば算数ができるようになる」と単純に考えるのは少し違うかな、とも思っています。
計算力は、算数の大切な土台です。
でも、算数で必要なのは計算力だけではありません。
「この問題は何を聞いているのだろう?」
「どの数字を使えばいいのだろう?」
「どう考えれば答えにたどり着けるだろう?」
と、自分で考える力も必要です。
だから私は、「どの習い事に通わせるか」から考えるのではなく、「今、この子にはどんな力が必要なのか」から考えることを大切にしています。
計算の基礎を繰り返し身につけることが必要なお子さまなら、公文が合うかもしれません。
数に興味があり、そろばんを楽しめるお子さまなら、そろばんが大きな力になるかもしれません。
もちろん、どちらにも通わなくても、家庭で計算を繰り返したり、数に触れたり、自分で考える経験を積んだりすることはできます。
大切なのは、周りのお子さまが何をしているかではありません。
「今、この子に必要なのは何だろう?」と、お子さま自身を見て選ぶことです。
私は、働きながら2男1女を育て、3人とも東大理系に進みました。また、これまで1000名以上の親子さまと関わってきました。
その経験から感じるのは、同じ年齢でも、得意なこと、苦手なこと、興味を持つこと、伸びるきっかけは一人ひとり違うということです。
「公文とそろばん、うちの子にはどちらが合う?」「計算はできるけれど文章題が苦手」「今の家庭学習で大丈夫?」「今の年齢では何をしておけばいい?」
そんなふうに迷われた時は、ぜひ一度ご相談ください。
幼児教室しばたでは、お子さまの今の力を見ながら、その子に必要な学び方を一緒に考えることを大切にしています。
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