教室の様子

高学年「図形」「割合」「比」は日常生活でイメージをつかみましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

高学年になると、学習内容もぐんと難しくなり、苦手意識をもちはじめる子どもさんも増えてきます。低学年まで大好きだった算数なのに残念ですよね。そういったお子さんにならないようにしたいですよね。算数オリンピックに入賞した息子は、図形問題が大好きでした。(幼少期の好きな遊びは、積み木と折り紙とサイコロです。関係あるのでしょうか?)

教室の子どもたちは、図形関係は大好きです。

図形」ポイント3つ。

図形」ポイント3つ。

①図形を描くことが大事 ②実際にためすこと ③図形問題になれること

①「図形の特徴」と「図形のバランス」を考えて描くようにすることです。 とにかく最初は図を描くことが大事です。白紙の紙で書くのが難しいようでしたら、5ミリ方眼紙のノートを使ってみましょう。図を書くことにより、書いたものが残るので、後から見直しも出来ます。とにかくひたすら描きましょう。お子さんの中には、三角定規とコンパスが器用に使えず、大好きだった算数が不得意になりかけた、、、と言う声を聞いたことがあります。算数の落とし穴は、さまざまなところに潜んでいます。苦手にならないようにしましょう!教室では、コンパスの使いかとをしっかり指導しています。

②実際にためすこと。立体の切断の問題が苦手なお子さんは、身近なものを使ってあげましょう。豆腐やヨウカン(あまり食べないですよね💦)などを使って切らせあげましょう。「この3点を通って切るには?」と話をしながら体験させてあげます。もし、うまく3点を通らず失敗しても食べれるから笑、問題とにらめっこする時間より楽しいですし、もう一回やろうと思う気持ちにもなります。粘土で、円柱や三角すいや円を作るのも方法です。

③図形問題は難しいイメージがありますが、数多くの問題を解くことで解決できます。まずは簡単な問題からトレーニングしていきましょう。確実に理解出来て得点できるように、時間をかけて取り組むことが大事です。

割合・比

「割合」この先の中学校の勉強にも関わってくる重要な単元でもあります。
机の上の勉強だけにしてしまうと、イメージが湧きにくく、難しく感じられてしまいますので、日常生活の中でお子さまが、自分のこととして考えられる内容と結びつけると、取りかかりやすくなります。例えば、ゲームソフトが何割引きとか 何パーセント引きになっているといくらになんるんだろう、と考えると思います。
他に、夕方、食材が何割引きになっているかを見て見ましょう。「3割引きになるといくらになるか」一緒に買い物に行って、実際に「○%引き」となっている品物を見たりすると、積極的に考えられそうです。私が、そのような商品は好きです^^;

「比」は、我が子に教えていた方法ですが、例えば、つゆで考えるのがお勧めです。容器に「つゆ1:水1」「つゆ1:水2」などの表示があるので、それを見ながら実際に薄めてつゆを作ってみると、比の意味が捉えやすくなります。比を間違えると、濃かったり薄かったりといろんな経験をしました。
また、料理が好きなお子さまであれば、「カップケーキ8こ分の材料で、小麦粉200gに対してバターが120gのとき、同じカップケーキを4こ作る場合は、小麦粉とバターはそれぞれ何gあればよいかな?」などと問いかけてみるのもよいですね。

「割合」「比」は算数の単元で最難関といってもいいほど、苦手としてしまうお子さまが多いのではないでしょうか。そして、

親御さんから、難しい問題を聞かれたらどうすればいい?と質問が寄せられます。

まず、お子さんがどこでつまずいているかを確認してあげましょう。教科書を読み返すのがよいと思います。そうすると、つまずいているところが分かります。「やっときなさい」「なんで分からないの!」では、子供はしませんからね。一緒に考えてあげましょう。
また、分かっているところまでを、「どう考えたか教えて」とお子さんに説明してもらうと、お子さん自身の頭の中が整理され、案外解決の糸口が見つかったりするものです。
解答がある場合は、先に解答を見て、そこから解き方をひもといていくのも一つの方法です。お母さん、一緒に頑張りましょう!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加