用意するものはちょうど真ん中から折り曲げたつまようじが5本、少量の水です。折り曲げたつまようじを曲げた所を中心にして5本を円状に並べます。その中心にスポイトで水を1滴づつ落とします。すると、つまようじはゆっくりと星の形に開いていきます。子供からは、「なんで動くのん??」「なんで星形になるのん?」不思議で不思議で仕方がないようです。実験は、試行錯誤を重ねたりして努力が大事になってきます。失敗したって大丈夫。教室では失敗だらけでごめんなさい。
「なぜつまようじは動いて星の形を作ったのかな?」
ここでポイントなのはこのつまようじが木でできていることです。木は水分を含んでいると弾力があります。強い風でも木の枝が限界までしなって折れないようになっていますよね。あれは水分を含んだ木の繊維が大きな圧力にも耐えられる弾力を持っているためです。逆に乾燥している木はポキンと折れやすくなります。
ここでは折り曲げたつまようじの皮一枚つながっている部分が水によって弾力を取り戻し、元に戻ろうとする力が隣り合うつまようじ同士に働いて星の形のように開いたのです。
食用色素を使い黄色にしてみました。緑や赤色にするお子さんも、、、
スポイトを使うのも初めてでしたが、何回もやっていると上手に1滴を落とせるようにもなりました。
他の形を作ってみてもおもしろいですから、工夫して面白い形を作ってみるのもいいですね。
これからも、不思議な実験をいっぱいしようね。保護者から、家に帰ってきて、「つまようじある?]
って聞いてくるので、何かしらと思ってたら、教室でやった実験をしてくれたそうです。親子で楽しめました!と嬉しい報告がありました。