中学受験を考えるにあたって、全教科ともに成績が物足りないものの、あれもこれもは無理なので何か一つテコ入れをしたいというのであれば、まず算数(計算)に取り組むと良いでしょう。そう分かっていても現実難しいですよね。ではどのように取り組むのがいいのでしょうか。
例えば塾のテストで算数がどうしても伸びないとなった時にどう考えるでしょうか。
● どの参考書や問題集がいいのか。
● 難易度はどのくらいから始めればいいのか。
● 量はどれだけやればいいのか。
これら3つのポイントを現在の成績から客観的に判断して考えるのは至難の業です。それはお子さんによって違うからです。
よく難問がたくさん載った問題集を購入し、これができるようになったら大丈夫と考える方がいます。難問が解けるからと言って基本的な問題が解けるようになるとは限りません。また、難問ばかりでしたらなかなか継続もできません。
理科には物理・化学・生物・地学といった分野が分かれているのと同じように、算数も図形・比・速さ・〇〇算を使った文章題などとさまざまな分野があります。お子さまがどこでつまずいているのか、どのような問題が出てきたらイヤなのか、どの分野に苦手意識があるのかなどを考えてテコ入れしないと無駄に時間を費やしてしまうことになりかねません。
強化するために、
4つのポイントを意識して学習するようにしてみてはいかがでしょうか。
● わからない問題は、答えや解説を見て解き方をしっかり理解し、再チャレンジしてできるようにす
る。
● 算数の一つ一つの式には意味があり、それが何を求める式なのかをきちんと理解しながら進める。
● 式を覚えて数字が変わったら、その変わった数字を当てはめるような勉強では応用問題は解けない。
● 間違えた問題については、一つ一つ理解しながらやり直す。