12月に知っておいてほしい、3つの大切なポイント
中学受験を控えたご家庭にとって、12月は気持ちが揺れ動く時期です。
「まだ伸びるのかな」「あと1か月で何をすべき?」
そんな不安を抱えながら、お子さんを支える親御さんは本当に頑張っています。
実は私自身、これまで子どもと一緒に 10校以上の中学受験に挑戦してきました。
さらに、中学受験とは別に、3人の子どもを東京大学に合格させた親でもあります。
受験校の雰囲気の違い、当日の子どもの表情、親の気持ちの揺れ……。
そのすべてを、親として、そして今は子どもたちを教える立場として感じてきました。
その上で、今日は 「今の時期に本当に大切だと感じた3つ」 をお伝えします。
① 子どもの“気持ち”を整えてあげることが、勉強よりも大事
12月になると、どうしても
「もっとやらなきゃ」
「過去問を仕上げなきゃ」
と焦りが出てきます。
でも、10校以上を経験して強く感じたのは、
本番で力を出す子は“気持ちが安定している子”。
・家で怒られすぎて自信を失う
・できなかった問題に引きずられる
・親が不安だと、その空気が子どもに伝わる
→ これらが一番、実力を落とします。
12月は“追い込み”も大事ですが、
親が子どもの安心基地でいること が本当に大切です。
② 勉強量より「過去問の見直しの質」が結果を変える
10校受けると、学校ごとにまったく違う“クセ”が見えます。
・記述の量
・時間配分
・図形の比重
・算数のクセ
・国語の選択肢のクセ
等
ですが、12月は新しい問題に手を出すより「今までの過去問」 をもう一度丁寧に振り返るほうが効果が大きい。
特に重要なのは、
- どこで時間を失ったか
- どこで焦ったか
- どこを雑に解いたか
- どうすればそのミスが減るか
“点数を上げるヒント”は、すでに子どもが解いてきた過去問の中にあります。
③ 親が“落ち着いている姿”を見せると、子どもは想像以上に強くなる
これは10校経験したからこそ言えます。
同じ実力でも、親の落ち着きで合否が変わる。
受験日の朝、
・親が笑顔 → 子どもは安心して出発
・親が無言で焦っている → 子どもは緊張が MAX へ
本番で大事なのは、
子ども自身の力 × 当日のメンタル × 会場の雰囲気
そしてそのメンタルを作るのは、
12月の家庭の空気 なんです。
親の「大丈夫、ここまでやってきたからね」の一言は、
どんな参考書より強力な“支え”になります。
【まとめ】
10校以上の受験を経験して、心から思うこと。
それは “最後に子どもを支えるのは、家庭の空気” だということです。
12月は、
・無理に問題を増やさなくて大丈夫
・焦りを子どもに渡さないことが最優先
・過去問の振り返りが伸びのラストチャンス
・「応援してるよ」の一言が一番効く
お子さんが安心して本番に向かっていけるように、
“おうちの空気”を温かく整えてあげてください。
もし、受験や学習について不安があれば、
いつでもお気軽にご相談ください。
オンラインでのご相談も可能です。
一緒に頑張りましょう!
応援しています!



