つい「点数プレッシャー」をかけてしまう、そんなことありますよね?悪いことだと分かっているのに「つい点数を求めてしまう」「テストのたびに親子でピリピリ」——そんなとき、点数より学びの土台を立て直す3つの方法を紹介します。
1. 評価の軸を“結果→過程”へ切り替える!
やること
- 過程チェック2点を毎回見る:
①図を描いたか(線分図・数直線)
②理由を書いたか - ほめ言葉は行動名詞で:「図が増えたね」[理由を書けたね」「ミスの理由が見えたね」
- 自己点検カードを作る:
□図あり
□式の前に絵
□見直し1回。
NG:正答率・順位だけを話題にする(不安と勉強嫌いを強めます)
2. 小さく勝つ設計にする(自信の“貯金”を作る)
やること
- 60→80→100作戦:基礎で60点確保→定番応用で80点→最後に発展。解く順番を固定。
- 10分×2本:
①昨日のやり直し(ミス直し)
②今日の1テーマ(小さく新規)。終わったら即終了で達成感。これでOK! - 文章題は音読→図→式→計算の順。スピード練習は最後。
NG:いきなり難問・長時間ドリル(成功体験が消えて逆効果)
3. 親子コミュニケーションを“安心設計”にする
やること
- テスト当日の合図を固定:「おつかれさま→3つだけ振り返ろう(良かった1・直す1・次の一手1)」で終了。
- ルールを決める:即ダメ出し禁止
- 子どもの選択権を1つ渡す(「どっちの問題から?」「今日は図と道具どっちを先に?」)
NG:「どうしてこれもできないの?」など人格評価(学習への意欲を下げます)
おうちのコツ(共通)
- 合言葉は「目・手・口+図」:見て→手を動かし→声に出し→図で固定。
- 言いかえの型を共有:「+9=+10−1」「“合わせて”はたし算、“のこり”はひき算」。
- 体の土台:睡眠・姿勢・光。整っていない日は量を減らし質を守る。
まとめ
- 点数より過程をみる
- 小さく勝って自信を貯める——60→80→100と10分×2本で“できた”を積み上げる。
- 安心して振り返れる関係をつくる——合図・ルール・選択で“やれる気持ち”を守る。
スランプは才能の問題ではなく、設計の問題。今日から「過程重視×小さく勝つ×安心設計」で、点数プレッシャーのループから抜け出せます。
お母さん、一緒に頑張りましょう!

