教室の様子

🌻夏休み、算数が伸びる時期(小学生版)

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「考える算数」で、夏に伸びる3つの力

この夏は、ドリルだけに頼らず、“実体験を通じて考える力”を育てましょう。計算の速さではなく(もちろん大事ですよ)、「どう考えたか」が、子どもを大きく成長させます。一緒に頑張りましょう!

① 数のしくみを理解する遊び

ねらい:柔軟な発想と数感を育てる
「48+27」は「50+25」に置きかえた方がやりやすいかも?――こうした“数の分解・合成”を、会話やおはじき・お菓子など身近なもので体験させましょう。数を操作する面白さに気づけば、計算は自然に得意になります。
声かけ例:「他のやり方でもできるかな?」「さっきの方法と、どっちが楽?」

② 日常の中で文章題を感じる

ねらい:数を“自分のこと”として考える力をつける。イメージ力が大事!
「600mの道を時速4kmで歩いたら何分?」など、生活の中に文章題のタネは無数にあります。買い物の合計金額、分量の調整、地図の距離…すべてが教材。数が“実際に役立つ感覚”を持つことで、問題を読み解く力が育ちます。
声かけ例:「1分で何m進む?」「100gで200円なら、300gだといくら?」

③ 図形を“手と頭”で動かす

ねらい:空間認識力と先を読む力を育てる
折り紙や展開図、立体パズル、粘土を使って「開いたら?」「ひっくり返したら?」を考える経験は、図形問題への土台になります。描くだけでなく、切る・折る・組むといった“手を動かす体験”が、頭の中で形を動かす力につながります。
声かけ例:「この形、裏から見たら?」「折ったらどんな形になる?」「色々やってみようか!」


正解より、“どう考えたか”を大切に。
目の前の問題を、自分の頭でどうとらえるか。そこにこそ、算数の面白さがあります。夏はまさに、思考の芽を育てる絶好のチャンスです。

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